農業のIT化

1次産業の代表格である農業は、担い手が減少していることに頭を悩ませています。これからの時代は農作業を効率化し、「稼げる農業」を謳って担い手を誘い入れるしかありません。農業が潰れれば、国家の基盤が揺らいでしまうからです。ただ農業を効率化すると言っても、すぐにイメージできる人は少ないでしょう。IT化と無縁の業界であるように思われるからです。しかし実際の農業は決してITと相性が悪いわけではありません。最新技術とデータ分析によって、生産性は確実に向上します。そこに優秀なマーケッターが加われば、総合的に利潤を高めることが出来るのです。具体例を挙げましょう。農機を自動化すれば、人員を削減することが出来ます。農機の自動化は主に測位衛星が実現します。2020年には遠隔監視で農機を作動させられると見られており、農作業に従事する高齢者の姿は見えなくなるかもしれません。さて、産業界のIT化、AI導入は当然の選択だと言えますが、それを支えるのは政治の世界の設計者たちです。つまり社会一丸となって産業のデジタル化、効率化に与する必要があるのです。行政が産業界のためにできることは様々ですが、特にエネルギー供給、行政サービスはより一層デジタル化しなければなりません。エネルギー資源は世界レベルで不足していること、また温暖化に影響することに鑑み、日本でも再生可能エネルギーや分散型エネルギー、それにマネージメントされたエネルギーが求められています。再生可能エネルギーは化石燃料を使う必要が無いため、資源の枯渇を防ぐことが出来ます。エネルギーをマネージすることの意味は、ずばり最適化された供給にあります。